歯の変色について🙌|伊藤おとなこども歯科|交野市星田北の歯医者

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歯科コラム

歯の変色について🙌|伊藤おとなこども歯科|交野市星田北の歯医者

歯の変色について🙌

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歯の変色についてお話ししたいと思います!

歯の着色と変色は違います。

着色はコーヒー、ワイン、カレー、タバコなどの色々な着色がつくものが世の中には色々あります。

着色は日頃の歯磨きと歯科医院でのお掃除で取ることが可能です。ただ歯の変色になると治療をしないとどんなに磨いても治りません!

その歯の変色について、起こりうる原因を紹介します。

神経のない歯、神経が悪くなった歯が黒く変色する

歯をぶつけてしまったり、大きな虫歯など様々な理由で歯の神経が死んでしまうことがあります。

もともと神経の中には血液が流れていて、歯に栄養を届ける役割があります。

神経の周りにある象牙質には水分やコラーゲンがたっぷりと含まれています。

 

神経が死んでしまうと、血液循環が遮断されるため、このコラーゲンなどが古くなり変性が起こります。

そして時間が経つうちに変色を起こし、象牙質の色が濃くなってしまい、こうして神経が死んでしまった歯(失活歯)は、歯の内側から色が黒くなってしまうのです。

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黒くなった歯の治療法

通常、失活歯(虫歯や外傷のために神経が死んでしまった歯)は本来の歯の強度も低下しているので、大きな咬み合わせの力がかかる奥歯では歯を削ってかぶせもの(クラウン)を被せて歯が割れるのを防ぐ事が必要です。

前歯の場合は、奥歯に比べて咬み合わせの力がかかりにくいので、歯は削らずに保存する方法もあります。

失活歯を白くするには二つの方法があります。

失活歯のホワイトニングを行う方法

神経が死んでしまった歯に対しては通常の歯の表面から行うホワイトニングではほとんど効果がない場合が多いです。

そのような歯に対してはウォーキングブリーチ法(内部からのホワイトニング)を用いる治療法があります。

かぶせもの(クラウン)等で白くする方法

歯を削ってかぶせる方法です。失活歯の強度的な問題などを考慮するとこちらのほうが確実な治療になります。

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 テトラサイクリン系抗生剤による変色

幼少の歯の成長期にテトラサイクリン系の抗生物質を服用するとその成分が象牙質に沈着し、太陽光に含まれる紫外線と光化学反応を起こし、色素が生じる性質が存在します。テトラサイクリン歯とは、幼少の歯の成長期に、テトラサイクリン系の抗生物質を摂取したことによる歯の変色のことを言います。

1960~70年代に一般的に使用されていた医薬品で、ミノサイクリンやクロールテトラサイクリン、ドキシサイクリンといったものがよく知られています。

ちなみに現在では、テトラサイクリン系の抗生物質による歯の変色が広く認知されているため、処方されることはほとんどなくなってきています。

そのため、歯に太陽光が当たることによって、象牙質の色が黄色から褐色さらに濃い色へと変化してしまうというメカニズムになります。

テトラサイクリン歯の例テトラサイクリン歯の例

テトラサイクリン歯は、程度により第一度~第四度に分類されています。数字が大きくなるほど、変色具合は濃くなっています。

  • 第一度:淡い黄色、褐色、灰色で歯全体が一様に着色している。縞模様はない。
  • 第二度:歯全体が一様に着色しており、第一度よりも全体的に色が濃い。縞模様はない。
  • 第三度:濃い灰色、青みがかった灰色をしている。縞模様がある。
  • 第四度:全体的に濃い着色が強く見られ、縞模様もある。

テトラサイクリン歯の治療法

テトラサイクリン歯は着色の程度によって、適した治療方法も変わります。主な施術の選択肢は「ホワイトニング」「ラミネートべニア」「セラミッククラウン」

と先程で紹介した治療法とほぼ同じです!

歯の変色でコンプレックスであったり、お悩みの方は是非一度ご相談ください😊