CAD/CAM冠(保険内の白い被せ物)について!|伊藤おとなこども歯科|交野市星田北の歯医者

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歯科コラム

CAD/CAM冠(保険内の白い被せ物)について!|伊藤おとなこども歯科|交野市星田北の歯医者

CAD/CAM冠(保険内の白い被せ物)について!

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保険内だと銀歯になるから目立つし嫌だ、特に見えるところは気になる。。ただセラミックだと保険外の自費になるので費用がかかるので難しいと色々なお悩みの患者様が多いと思います。

そこで、有効なのが保険内の白い歯のCAD/CAD冠です!見た目で言うと銀歯よりは圧倒的に綺麗です。ただデメリットとして強度が弱いので割れやすかったり、セラミックと比べるとやはり綺麗さや虫歯のなりにくさは劣ります。

できない歯もあったり制約もありますが有効に使えば、とても良い物なので詳しく書いていきたいと思います。

CAD/CAM冠は、今までは小臼歯(前から4、5番目の歯と条件付きで第一大臼歯(前から6番目の歯が保険適応でした。

また保険適応範囲が拡大し、2020年9月1日から前歯も保険適用可能となり範囲が広がりました。

ただ気をつけないといけないのが、第一大臼歯(奥から2番目の下の歯)は第二大臼歯(1番奥の歯)が上下4本揃ってないと保険適応になりません!!ドクターに確認が必要です。

CADCAM冠の特徴を以下にいくつか挙げてみます。

◆時間が経つにつれて徐々に変色
白いかぶせものではあるものの、保険外治療で行われるセラミッククラウンに比べると、単調な色で透明感などはあまりありません。しかし従来の銀色の金属のかぶせものに比べれば、目立ちにくくなります。
保険外治療の材料であるセラミックは時間が経っても変色しませんが、CAD/CAM冠はセラミックとレジン(歯科用のプラスチック)の混ざった材質なので時間が経つと変色してきて汚れてきます。

◆強度・耐久性
レジン(歯科用プラスチック)が含まれているため、オールセラミックに比較すると耐久性などはかなり劣ります。

また、咬み合わせの強さによってはCAD/CAM冠治療が良くないケースもあり、歯ぎしりや食いしばりに弱く、咬む力で負けてくるので欠けたら割れて外れたりするリスクは少なくありません。

もし破折した場合、保険のルールで、かぶせものをセットしてから2年間は作り直しが出来ないため再作成には費用がかかります。

◆歯の切削量が金属冠より多い
CAD/CAM冠は金属冠に比べると強度・耐久性が劣るため、咬む力に耐えられる強度を得るためには、厚みが必要になるのでセラミッククラウンや金属冠よりも歯を多めに削るので歯へのダメージが出てきます。

◆金属アレルギーの人にも
歯科で利用されている合金は、アレルギーを起こしにくい金属にはなっていますが、金属が常に口の中にあると金属アレルギーのリスクは無いとは言いきれません。ただ、CAD/CAM冠は金属を全く使用しないのでアレルギーの心配がなくなります!

以上のことを考慮した上で、白いかぶせものをするのに、保険診療(CAD/CAM冠)で行うのか自費診療(セラミック)で行うのかを参考にしていただけたらと思います。

有効に使って頂ければ保険内でもとてもイメージも変えれると思うのでお悩みの方やお困りの方は、是非お気軽にご相談ください😊