虫歯予防!フッ素濃度改訂について🦷
- 2024年10月9日
- 予防歯科
伊藤おとなこども歯科です!
虫歯予防にフッ素を用いるのは非常に有効です✨
フッ素濃度の基準も今までと少し改訂されたので書きたいと思います👍
先日(2023年01月初旬)、歯磨き剤フッ化物の推奨濃度の変更があら、次の通りです
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この変更がある前は、15歳以上の方のみ最大濃度(1500ppm)です!
14歳以下の子どもには低濃度(450ppm等)のフッ化物歯磨剤を使用するのが推奨され濃いフッ素を避けられていました!
むし歯予防にはフッ化物が必要不可欠ですが、これは国外の基準よりも低く、日本はとても歯がゆい思いをしてきていました。。。
今回の基準の変更で、歯の萌出~5歳までは1000ppmを適量🦷
6~14歳は、成人と同様に
「1500ppmを2cm程度」が推奨されるように変わりました!!!
15歳以上は今まで通り1500ppmが推奨されています!
やっと国外と同様の基準になり、本当に嬉しく思っております✨
皆さんの中には「前と聞いた内容と変わるなんて」と驚かれるかもしれませんが、医療の考え方は変化していくものです!
日本が世界に追いついたということなので、安心してください。
適切な知識を提供できるようにアップデートしていきます!
市販されている5歳までの歯磨き剤は以下の種類があります
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また、歯磨き後のうがいは少ない量で1回のみにしてください!
口腔内にフッ化物が残留し、むし歯予防できます。
うがいしすぎると、せっかくのフッ化物が取れてしまいます😱
歯磨き剤を正しく使用して、むし歯予防をしっかり頑張りましょう!
✨フッ素の効果✨
①歯を強くする
エナメル質の結晶構造を強化し、酸に溶けにくく強くします!
②再石灰化
溶けた歯面にカルシウムやリンを補います。穴があく前の初期虫歯に効果があり虫歯が治ります!
③むし歯菌の働きを抑制
歯磨きで落としきれなかったプラーク中のむし歯菌の働きを弱め、むし菌が歯を溶かすときに出す酸の放出を抑えます。
では、普段使っている歯磨き剤のフッ素濃度まで分かる方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?
市販の歯磨き剤のフッ素濃度
家でお使いの歯磨き剤を見ていただくと、おそらく1000ppmや1500ppm(それに近い数値)が記載されていると思います。
今まで日本で販売できるフッ素入り歯磨き剤の上限は950ppm(1000ppm)でしたが、2017年に厚生労働省の認可がおり、1500ppmまで引き上げられら事になりました!
フッ素いりの歯磨き粉を毎日使うだけで、本当に虫歯抑制の効果があります🦷
あとは定期検診のときに
高濃度フッ素を3ヶ月に1度塗布することにより、かなりの抑制効果が期待されます。
当院にもフッ素入り歯磨き粉の販売や
保険診療内でフッ素塗布も行ってますので是非お気軽にお申し付けください😊