抜歯といわれた歯を諦めない!歯周外科🦷
歯がほとんどないので被せ物がもう被せれないので抜くしかありません。
歯が折れて、ほとんど残ってないので抜きましょう。
抜くのは簡単だけど、その後の補う治療が悩ましい、、、
このような状況は本当によくお見かけします。
歯が根っこから割れていた場合は残念ですが、歯を残すのは難しいです。
ただ割れていなくて歯がほとんどないけど実は歯の根っこが骨に埋まっている場合、その根っこを最大限に使って被せてあげる事ができます。
(埋まっている根の長さによっては無理な時もあります)
このような処置を歯周外科のクラウンレングス
と言います。詳しく書いていきます ↓↓
歯周病外科手術クラウンレングスニング
クラウン・レングスニングとは
抜歯と診断される歯を残すべく、歯ぐきと骨の位置を調整する手術の事を言います。
歯冠長延長術
虫歯が骨より下に広がってしまった場合や、根っこだけになってしまい被せ物を入れることが出来ない場合など、通常は抜歯の対象となってきます。
しかし、このクラウンレングスニングを行うことで歯を残せる可能性があります。
この治療法は歯の周りの骨を削ることで、通常では届かなかった虫歯を除去出来たり、被せ物を作るために必要な歯の長さを獲得することが目的です。
歯茎を開いて、周りの骨を触ります。
治療後は骨を削った分歯が露出し、被せ物の土台が出来てきます。
※骨を削った結果、歯があまりにも短くなる場合や奥歯の分岐部(歯の股の部分)が露出する場合などには適応とならない事があります。
深い虫歯を露出させる為、歯茎と骨の位置を下げる方法なので、後にインプラントを考えている場合は不利に働く事が稀にあります。
歯茎の位置が下がるため、患歯周囲に知覚過敏症状が出ることが稀にあります。
歯というのは、歯槽骨という歯茎の中にある骨に埋まっている状態が通常の状態です。
虫歯が進行して、歯の頭の部分(歯冠)がほとんどなくなってしまう。
それにより、歯茎が歯に覆いかぶさってしまいます。
通常の治療では歯に土台(差し歯)を作ることができなくなり、抜歯になると判断される。
この状態では、被せ物をしようとして歯茎と挟まってしまい、うまく歯を作ることができないのです。
そこを通常は抜歯の適応となりますが、
歯の根の長さが一定の長さ以上にある場合は
クラウンレングスニングという方法により歯を残した治療が可能になってきています!
この治療法はクラウンレングスニングは、別名で歯冠長延長術と呼ばれています。
歯の周囲の組織を切り取り、歯茎に埋もれている歯根部分を引き出して歯周外科の治療を行っていきます。
矯正器具によって引き出すケースもありますが、当院では歯周外科治療にて行っています。
この治療は、埋もれている量によって歯茎の切除だけで行うことができるケース(歯肉切除術)
口腔内の手術を行わなければならないケース(歯肉・歯槽骨整形術)の2つのパターンがあります。
歯の状態により、きっちりと説明させていただき患者様にとってベストな方法をご提案させていただいてます。
この歯はなんとか残せないのか?抜きたくないが抜歯しかないのか?
疑問やお悩みがある方はぜひお気軽にご相談ください✨