就寝中の歯ぎしり、食いしばりの危険性🙌
朝起きた時に歯が食いしばっていたな、顎が気だるいな、痛いなど。
また口が開きにくくなったり、顎に音が鳴り出してる人は顎関節症を引き出している可能性があります。
今回は歯ぎしりや食いしばりでおこる危険性や歯ぎしりの種類を書きたいと思います。
どのタイプが当てはまるのか確認してみてください。
◉約70%の人が「歯ぎしり」「食いしばり」をしていると言われている
多くの方の場合はご自身の歯ぎしりや食いしばりに気が付いていらっしゃらない方もたくさんおられます。
診察に来られる患者さまの中にも、お口の中を見ると、明らかに歯ぎしりや食いしばりの兆候が見られる患者さまがたくさんいらっしゃいます。
ただ、それを自覚されていない患者さまの方が多いです!
日中、無意識のうちに行っている食いしばりはもちろん、夜間に行われる歯ぎしりも音が鳴りにくいタイプもあります。
ご家族やパートナーの方であっても気が付かないことも少なくありません。
「歯軋りも音が鳴らなければ大丈夫」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、食いしばりや歯ぎしりは自分が思っている以上に歯や顎にかなりの負担がかかっています!
放っておくと、歯のすり減りや動揺、歯周病の悪化、顎関節症の発症といった口周りの問題がまず起こり、それが関連して頭痛や肩こり、倦怠感などといった全身の問題に発展してしまうこともあります。
日々、過酷な環境で機能してくれている歯がダメになってしまう前に、なるべく早く症状に気が付いて歯を守ってあげることが大切です!
歯ぎしり・食いしばりの3つのタイプ
一言で「歯ぎしり」「食いしばり」と言っても、歯同士の合わせ方によっていろいろなタイプがあります。
下記のうち、歯や顎に大きなダメージを与えてしまう傾向があるのが「グラインディング」と「クレンチング」タイプが危険です。
特に「クレンチング」は歯へのダメージが最も大きく、最近増加傾向にある症状と言われています。
1、グラインディング(歯ぎしり)
夜中、寝ている時に起こることが多いもので、一般的に「歯ぎしり」というとこのタイプのことを言います。
上下の歯を強く噛んだ状態で横に滑らせこすり合わせます。
その時にギシギシ、ギリギリと音がする場合が多いので周りの人に気が付いてもらいやすい症状と言えます。
お口の中を拝見すると、歯の「すり減り」が激しいのが特徴です。
進行すると歯の表面の硬くて白いエナメル質が削れてしまい、中の黄色い象牙質の部分が見えてしまうほどの人もいて歯が、しみてきたり自覚症状が出る人も多いです。
また、歯は上下の力に対しては比較的強いのですが、横に揺さぶられるには弱い。よって歯槽骨へのダメージも大きくなってしまい、症状が進行してしまうと歯が抜けたり割れたりします。早めの対策をすることが必要です。
2、クレンチング(食いしばり)
一般的には「食いしばり」や「咬みしめ」と表現されるタイプです。
上下の歯をギューッと強い力で噛みこみ、 このタイプの特徴は、夜、寝ている時にもそうですが、昼間でもクセで起こります。
また、ほとんどの場合は音が出ないので、周りの人も本人も、気が付きにくいタイプと言えるます!
クレンチングをしている人は、頬の筋肉に力が入るため堅く膨らんで見えたり、お口の中に骨隆起と呼ばれる、骨が膨らんでできたコブがある人が多いです。
また、歯が割れやすいという方も、このクレンチングタイプの方に多く見受けられます。
3、タッピング
上下の歯をぶつけ合って、カチカチと噛み合わせるタイプです。
タッピングは、歯ぎしりのタイプとしては少ないです。
歯や顎へのダメージも、グランディングやクレンチングと比べれば少ない。
寝ているときも、起きている時も起こりますが、カチカチと音が鳴りますので周りや自分自身わかる人が多いです。
自分がどのタイプの歯ぎしり、食いしばりなのか?をまず知ることも大事です。
歯ぎしりの治療方はマウスピースやボトックス治療など様々あります!
もしお困りの方や気になる方は是非、お気軽にご相談ください😊