小児虫歯予防シーラントについて✨
こんにちは!伊藤おとなこども歯科
もうすぐ3月も終わり4月の新生活スタートの時期です!
子供様たちも新しい学校生活スタート前に歯の虫歯予防して虫歯にならないようにしていきましょう👌
本日は「シーラント」についてお話しします。
目次
■シーラントとは?
■シーラントで後悔しないために知っておくべきこと
■シーラントを行わない方が良いケース
■シーラントの適応部位は?
■シーラントとは?
シーラントとはむし歯の予防のための処置です。
歯には溝がところどころあります。
特に奥歯は歯ブラシがあたりにくく、見た目よりももっと奥が深く
むし歯になったら進行がかなり早か虫歯も広がりやすいです!
むし歯になる前にこの溝をあらかじめ埋めてむし歯予防すること!
その溝に埋める薬がシーラントです。
シーラントにはフッ素も含まれているため、歯の表面の強化の目的もあります。
◇むし歯予防の方法の一つ。フッ素との違いは?
むし歯のなりやすい箇所の一つである奥歯の歯の溝の予防に特化した予防方法がシーラントです。
保険診療の適応の予防です。
それ以外ではフッ素塗布なども有名です!
フッ素塗布は歯全体の歯質強化と虫歯予防です。
シーラントとフッ素は違います。
◇大人の歯にも必要?
基本的には萌出したての大人の歯にも有効です。
シーラントは、萌出したばかりの歯の質がまだ弱い歯に特に効果を発揮します。
成人になると奥歯の歯の溝の質も硬くなり、シーラントの予防効果が期待されません。
また、保険適応の年齢も限られてしまいます。
■シーラントで後悔しないために知っておくべきこと
◇シーラントだけではむし歯予防はできない
シーラントはむし歯予防にとても効果を発揮しますが、
奥歯の溝だけがむし歯になりやすいという訳ではありません。
歯と歯の間もむし歯になりやすい部位です。
こちらは、シーラントでは予防できないため、しっかりした歯磨きが必要です。
特に糸ようじやデンタルフロスなどは是非使う必要性があります。
また、フッ素の併用もとても大切です。
◇シーラントは永久的ではないもの
シーラントはむし歯治療の詰め物と比べると耐久性は少し劣ります。
そのため、永久的についているとも言えません。
歯軋りなどで取れてしまったり、時間が経つととれてしまうことが多いです。
定期的にとれていないか、他にむし歯がないかを定期的に歯科医院で検診を行う必要はあります。
■シーラントを行わない方が良いケース
◇奥歯の溝が以前治療しいる
もうすでに、むし歯になってしまい治療を行なった歯に関しては
むし歯を削って詰め物をしているため、シーラントでカバーするのは難しい時があります。
それ以外の歯はシーラントの対応になりますので、一本治療済みだからといって、他も対象から外れるわけではありません。
◇むし歯になっている
もうすでにむし歯になっている歯に関しは、シーラントができません。
むし歯の上からシーラントを行うことで、歯の中でどんどんむし歯が進んでしまうことがあるためむし歯のまま埋めてはいけません。
むし歯になってしまったところは、治療の対象です。
■シーラントの適応部位は?
シーラントは基本的に奥歯が対象です。
大臼歯、小臼歯と呼ばれている歯が対象です。
特に、第二大臼歯・12歳臼歯と呼ばれている歯と、
第一大臼歯・6歳臼歯と呼ばれている歯は特に溝が複雑で細かいため、シーラントを行った方が有効です。
■まとめ
シーラントは、保険適応のむし歯予防に効果的な処置です。
また、様々な器具を使用するため歯医者さんに慣れたり治療が難しい小さなお子様達の最初の治療練習にも最適です。
是非、フッ素塗布以外にもこちらの予防も行っていき子供達の歯を守ってあげましょう!
気になる方は是非お気軽にご相談ください😊