口臭予防について!
- 2023年6月11日
- 予防歯科
最近、口臭がきついかも……
匂いをケアする方法はないのかな?
人への感謝を左右する一つの要因でもある口臭はどうしても気になってしまう項目です。
気づかないうちに人に不快な思いをさせているのではないかと不安を覚えている方も少なくないと思います。
爽やかな息を保つためにしっかりとケアしておきましょう!
気になる口臭の原因から自分でケアする方法などを今からご説明していきたいと思います。
口臭の原因としてはいくつかの要素が挙げられていきたいと思います。
適切なケアをするためにはまず原因をしっかりと把握しておきましょう。
実は口臭の原因は87%が口の中にあるという、データがあります!
原因1 生理的なもの
生理的な口臭は誰にでもあり得るものです。
常に周囲の人を不快にさせるものではなく、近距離で接した場合などにときどき気になる程度くらいです。
特に起きたばかりのときやおなかが空いているとき、緊張しているときなど、唾液の分泌が減少しているときには細菌が繁殖することによって口臭の原因物質が作られやすくなります。
そのため生理的口臭は強くなってきます。
多くの口臭の原因である舌苔のつき方には個人差があり、時間帯や体調によっても変動していきます。ただ、その原因はよく分かっていません。
しかし寝たきりで食べ物を口から摂取することが難しい状態にある方や、健康な方であっても起床時や絶食時に舌苔が増える傾向になってます。
原因2 歯周病などの病気
病気が原因で口臭が発生してしまうこともあり、「病的口臭」と呼ばれています。
さまざまな病気が口臭の原因になり得ますが、多くは歯周病など口内の病気中田です。
歯周病が進行すると歯茎からの出血に膿が混じり、口臭もどんどん強くなっていきます。
また口腔がんで口臭が発生する場合も出てきます。
原因3 飲食物や嗜好品
臭いの強い食べ物や飲み物が口臭の原因になることは想像できると思います。
にんにく、ねぎ、酒などが口臭の原因として 有名です。
ただし食べ物や飲み物、嗜好品が原因で起こる口臭は一時的なものです。
特別なケアの必要なく収まるものと考えられています。
自分でできる!口臭をケアするポイント
口臭が気になる……どういう対策やケアがあるのか。。
というのが皆さんの気になるところと思います。
病的口臭、つまりなんらかの病気が原因となって生じている口臭の場合、まずは原因を取り除がなければいけません。
生理的口臭の場合であれば、ケアのために自分でできることは少なくありません。
ここでは自分でできる口臭のケアの方法をいくつか紹介します!
ポイント1 歯を磨く
シンプルな方法ですが、歯を磨くことは口臭のかなり有効な対策の一つだと思います!
口臭の原因の多くは口の中にあります。
食べかすなどが舌の表面に付着して細菌が繁殖し舌苔になることで、口臭の原因になってしまうと考えられています。
忙しいといった理由からつい歯磨きがなおざりになってしまっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
食後には丁寧に歯磨きをし、口内を清潔に保つよう心掛けましょう。
ポイント2 舌苔を除去する
「歯はきちんと磨いているはずなのに、口臭が気になる……」
このようにお悩みの方もいらっしゃるかもしれませんね。
歯だけでなく、舌もきれいにすることで口臭を和らげることができるかもしれません。
舌についた舌苔が口臭の原因になっているかもしれない場合は、舌苔の除去を行いましょう。
舌苔は専用の舌ブラシや毛先の柔らかい子ども用の歯ブラシ、目の粗いタオルなどで除去することができます。
ここでは舌ブラシで舌苔を除去する方法をご説明します。
まず鏡を見ながら舌を前に突き出し、奥の方に舌苔が付いていないか確認してください。
舌ブラシを奥の方に軽く当て、手前に向かってそっと引か汚れを取ります。
息を止めながら行うことで、吐き気を催すことなく舌をきれいにできます。
一度舌苔を除去した舌ブラシは水道水でよく洗い、汚れが付いてこなくなるまで繰り返し行いましょう。
前後にこすったり、力を入れ過ぎて傷をつけないよう注意してくださいね。
舌の掃除は起きたときに1回行う程度で十分です。
ポイント3 口内の乾燥を防ぐ
口内の乾燥を防ぐことも口臭対策になると考えられます。
唾液が減り乾燥した状態は「ドライマウス(口内乾燥症)」といわれています。
これも口臭の原因にもなります。
口臭は細菌がたんぱく質などを分解することで発生します。
唾液には洗浄・殺菌・抗菌の作用があるため口内をきれいにし細菌の繁殖を防いでくれます!
ドライマウスは薬の副作用やストレス、緊張のほか、口呼吸で唾液が蒸発することによっても起こります。
リラックスする、口呼吸を減らして鼻で呼吸するといったことを心掛けてみましょう。
また唾液の分泌は咀嚼によって促されるため、食事をよく噛んで食べたり、ガムなどを噛んだりするのもおすすめですよ。
ポイント4 禁煙する
たばこを吸っている方は、禁煙することも一つと言われています。
口臭の対策には唾液の分泌量を十分に保つことが重要ですが、たばこは唾液の分泌を抑制してしまうのです。
唾液の分泌が低下すると口内の自浄作用が衰え、歯に歯垢が付きやすくなるため歯周病にもつながると考えられます。
またたばこを吸うことによってニコチンやタールの臭いが口腔に残り、直接的にも口臭の原因となってきます。
口臭には色んな方法や原因があります。