口腔習癖による歯列不正について🙌
- 2023年7月2日
- 矯正歯科
昔と比べて歯並びが悪くなったら気がする。。
昔矯正したが後戻りしてしまった。。
どんどんと前歯が出てきた、すきっ歯になった感じがする。。
などなど歯並びが少しずつ変わってきてきで、その変化を主訴にこられる患者様をよくお見かけします。
噛み合わせで歯並びが変化する事もあるのですが、もう一つは舌が原因で起きている事もあります。
普段の舌の置き場所によって歯並びが変わる事もあるし逆に舌を適切な場所に置く事によって歯並びが良く改善される事もありますので、ご紹介させていただきたいと思います!
『舌の位置』は、歯並びや顔の成長にとても重要です。
いつも『正しい舌の位置』に舌を置くことができているかによって歯並びにも大きく影響します。
本来、人間は鼻で息をするようにできており、鼻で息をする時は『正しい舌の位置』に舌があります。
また口をしっかり閉じているこの状態が正常な状態になります。
いつも舌が『正しい舌の位置』にあると、上あごのアーチの形はきれいに丸く成長しやすくなります。
さらに歯並びもお口の中と外から口の周りの筋肉の程よい圧力がかかることによって整ってきます。
舌の位置や呼吸は、歯並びやお顔の成長にとても重要です!
このようなことから、普段も『正しい舌の位置』→スポットと呼ばれるところに舌があるととても良いです。下記参照してください!
もう一つのポイント、鼻呼吸!
最近はマスク生活やアレルギー、花粉症などの原因で口呼吸になる方が増えています。
例えば口呼吸をすると、お口が開いているので、口を閉じるための筋肉『口輪筋』が使われていない状態になり衰えます。
また、息を吸うために、舌も下あごに下がり、『舌』も筋肉が使われていない状態(発達しにくい状態)になります。
この状態が長く続くと、本来正しく成長するはずの骨格や筋肉が成長しない。
それに伴い、永久歯の生えるスペースが足りずに歯並びがガタガタになる可能性があります。
さらに、口唇閉鎖不全(こうしんへいさふぜん/お口ポカン)や口腔機能発達不全症(こうくうきのうはったつふぜんしょう)になると、
障害がないにもかかわらず、上手く食事が噛めない・飲み込めない、発音がおかしい、いびきをかく、など口腔機能が発達してないことによる問題に発展するケースも出てきます。
このように、口呼吸から起きる悪い影響は身体の健康にまで害を及ぼしてしまうこともあります。
もし、口呼吸をしていることに気づいたら身体の健康のためにも口呼吸ではなく鼻呼吸をするように意識してみてください。
本来、私達人間は日常生活の中で、どのように身体を使っているかによって、筋肉のつき方や形が変わってくるので、普段からも正しい身体の使い方をすることで、顔や顎の骨と筋肉が正しく発達していきます。
子供の成長期の過程では本当に重要になってきますし、ここで歯並びが決まるといっても過言ではありません。
子供の時から口呼吸や舌の悪習癖を治すように親も心掛けて注意してあげましょう!
大人の歯並びの不正も口呼吸や舌の位置を治すことにより変わるケースもあります。どちらにせよ鼻呼吸による免疫力向上により睡眠の質も上がります。
舌のスポットへの位置決めにより舌や顔周りの筋肉を使うことでのリフトアップし、たるみ予防にもなります!
歯並び以外にも免疫や美容にも良い舌のスポットへの位置決め、鼻呼吸の意識を試してみてください。
歯並びについて気になる事や、舌のトレーニングなどもありますので是非お気軽にご相談ください😊