乳歯晩期残存の危険性🦷
- 2023年3月15日
- 小児歯科
乳歯の晩期残存とは簡単に言うと大人になっても乳歯のまま抜けずに残っていたり、乳歯が抜けるタイミングになっても抜けない事です。
乳歯の晩期残存は永久歯が通常の本数より足りてない人もいます。それを調べるにはレントゲン撮影をおこなうしかありません!
乳歯がいつまでも残っていると永久歯が生えてくるのを妨げます。
永久歯がずれた位置に生えてきて咬み合わせの異常(咬合異常)を起こしてしまう事も少なくあります。
特に犬歯が外向きに生えてくる事が多いと言われています。(八重歯)と言われるもの。
永久歯への生え替わりの妨げとなる乳歯を適切な時期に抜歯することにより噛み合わせがおかしくなるのを未然に防ぐことも可能です。
また乳歯の晩期残存症は永久歯との間に歯垢や歯石沈着し易い隙間ができ、歯肉炎を引き起こす事もあります。
乳歯の交換は基本的には12歳から13歳までには完全に終わることがほとんどです。
20歳を越えた成人になっても乳歯が存在している場合があります。
そのほとんどが、永久歯の先天的欠如と呼ばれているものです!
乳歯から永久歯に生え変わる時は基本的にエスカレーターのように下から永久歯が乳歯を押し出してくれて交換します。
しかし、永久歯が存在しない場合は、乳歯が抜けずにそのままいます。
ただ、乳歯は根っこが短く歯自体も弱いため、成人の噛み合わせの強さに耐えることができなかったりし破折することもしばしあります。
多くの方は現状の乳歯のまま使えるところまで使うことがほとんどですが、他の歯や噛み合わせに影響が出てくる前にも治療をしていくのも一つと思います。
乳歯が欠損した場合は
・ブリッジ
・義歯
・インプラント
というような治療の選択になってきます。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、きっちり説明をさせてもらってから当院では治療させていただきます!
乳歯がずっと残ってる?これは永久歯が生えてこない?など気になる事や疑問がある方はお気軽ににご相談してください🙏