舌の汚れケアについて🙌
- 2023年5月31日
- 予防歯科
歯磨きと一緒にご自身の舌を確認してみてください!
コロナ禍でマスク生活が舌の汚れも溜まりやすい状況、環境になっています。
舌の汚れやケアについて書いていきたいと思います。
舌苔(ぜったい)とは
舌に付く細菌のかたまりは舌苔(ぜったい)と言います。
色味は灰白色または黄白色です。
舌苔は食べかすや唾液の成分、お口の中の粘膜が剥がれたもの、さまざまな細菌、白血球、色素などから生成され
口臭や味覚障害などの原因になります。
舌苔(ぜったい)がつきやすい人
舌苔は抗生物質の長期服用後や全身疾患の部分症状として見られることもあります。
健康な場合でも口のなかが不潔だと舌苔がつきます。
口が乾燥している人は舌苔が増えやすいです。
コロナ禍でマスク生活が増えたので乾燥しやす環境になっています。
こんな人はつきやすい!
- 間食することが多い
- 食後に歯みがきしない
- 寝る前の歯みがきさぼり気味
- 口で呼吸している
- 口を開けていることが多い
- 過度なストレスが続く
- 会話等が多い
- 舌の運動が活発でない
こんなところはつきやすい!
舌の中央から後方にかけての奥の部分に舌苔がつきやすいです。
舌の付け根に近い奥の部分は唾液で洗い流されにくく、舌の運動時に上あごとこすれることが少ないので細菌の増殖にとっては好都合の場所で繁殖しやすいです。
こうしたことから、多くの場合、舌苔は舌の後方部からつきはじめます!
時間が経つにつれて奥から前のほうに増えてくると考えられています。
舌苔がついているかどうかは、舌を前に出して舌の奥の部分も確認しケアしましょう。
舌苔は取り除くべき?
舌の上には口臭の原因となる細菌も多く存在するため、舌苔がたまると口臭の原因となります。
高齢者な場合は、舌苔の細菌を誤嚥して肺炎をもたらすこともあります。
そのためにも、舌苔を取り除くことをおすすめします。
ただし、舌は傷つきやすいため、過度なケアは逆効果なので朝の歯磨き後や夜寝る前になど
習慣づけて1日に1〜2回ほどにしましょう。
舌苔を取り除くには
舌を傷つけず、効率よく舌苔を取り除くには、舌ブラシ(またはやわらかい歯ブラシ)を使用することをお勧めします!
少しずつ横に移動して、奥から前方へ3回程度軽い力でかき出します。さしく奥から前へ舌苔を除去します。
初めて行う場合は、1ヵ所につき2~3回程度でおこないます。
- 舌の表面は凸凹しているため、うがいでは落とすことはできません。
- たくさん付いていても無理して1回で取り除こうとせず、日数をかけて少しずつ舌苔を取り除くようにしてください。
舌苔がなかなか取れないときの裏ワザ!!
舌苔が取れないときは、以下のケアを追加すると、舌苔が柔らかくなって落ちやすいです。
- 舌専用のジェルを使う
- はちみつを舐める
- 病院に行く
舌専用のジェルを使う
舌磨きをするときに舌専用のジェルを使うと、乾燥によってこびりついた舌苔が落としやすくふやけます。
製品にもよりますが、舌の表面にジェルを2〜3滴垂らし、舌を上顎に擦り付けて、ジェルを舌の表面に伸ばしてもらい
10秒ほど待つと、柔らかくなった舌苔が浮き上がってきます。
柔らかい歯ブラシや舌ブラシで撫でるようにして除去しましょう。
はちみつを舐める
スプーン1杯程度のはちみつを舌の表面に乗せて、舌を上顎に擦り付けるようにゆっくりと舐めてもらう。
- 舌苔を絡めとる
- お口の乾燥を緩和する
- はちみつの抗菌力で舌苔の素となる細菌の増加を防ぐ
これら3つの効果で、舌苔の増殖を予防する効果が期待できらと言われています。
病院に行く
舌苔は、口腔カンジダ症や全身疾患、服薬が原因で増えることもあります。
舌のケアをしても舌苔が落ちない場合は、病気の治療や薬の変更などが必要になる可能性が高いため、病院で診てもらうことをお勧めします。
舌の汚れや口臭で気になる方は是非一度、ご相談ください😊